毎年、夏になると琵琶湖を訪れる。
多くの魚が棲息している日本を代表する湖。
ビワマス・ビワコオオナマズ・イワトコナマズ・ブラックバスにホンモロコなど釣りのターゲットとしても魅力的な魚ばかり。
今回は、ルアーターゲットとしてのハス釣りと延べ竿でのコアユ釣りを紹介させていただきます。
琵琶湖について
滋賀県にある日本最大の湖です。東西で一番広い場所は22キロメートル・南北では63キロメートルあります。南の大津市から琵琶湖の北まで車で移動すると2時間近くかかります。これだけ広いと釣り場を探すだけでも大変ですね。
大阪と名古屋の間に位置し、京都に近い滋賀県は、独特の雰囲気のあるゆったりした時間の流れる街が多いと感じます。
東の長浜市や彦根市・西の高島市あたりは、釣りだけで訪れるのはもったいない観光地でお城巡りや城下町散策にお勧めです。
ハスについて
35センチ位が最大魚でしょうか。
本来の自然分布は琵琶湖、淀川水系、福井県の三方湖であるとされています。関東地方の霞ヶ浦でも釣ったことはあり、けっこう色々な場所で釣れた話を耳にしますね。
6月から8月になると琵琶湖にいるハスは産卵のために流入河川に集まってきます。
顔を隠すとオイカワにそっくりです。
琵琶湖周辺ではオイカワをハスを呼びます。区別するためにハスをケタバスと呼んでいます。
ハスのポイントは「流入河川」
狙いは琵琶湖に注ぐ流入河川です。が、その数450!!
ただ、河川は漁業権も設定されていたり、ハスの産卵行動もみられるため、釣りすることはせず、観察するようにしましょう。ハスが集まっている場所で座ってじっとしているとサケ・マスの産卵シーンのような感動的な光景が見られますよ。
最近はルアーフィッシングのターゲットとしてハス釣りも人気が出てきました。
特に土日は釣り人やレジャーの人は多いので、人影や音に敏感なハスは釣りづらくなります。
できるだけ人の少ない写真のような小さい河川のポイントを見つけてください。
ハスのルアーでの釣り方
私は、スピニングリールで7フィート(2メートル位)の竿を使用しています。0.6から1号までのPEラインにリーダー10ポンドを1メートル。
ルアーは小型のミノーか5グラム位のスプーンかメタルジグ。
お勧めは100均のメタルジグが最高ですwww
ハスは敏感な魚と書きましたが、夏の琵琶湖は暑いです。
水遊びしながら楽しんじゃってください。
できるだけルアーは遠投してください。
ボトムに着底後、大きくアクションを付けながらルアーを引きます。
ハスはイレギュラーなルアーのアクションに反応します。
ビックリするくらいの早巻きでもルアーにバイトしてきます。
ただし、魅惑的なシャクレた口は、中々フッキングしてくれません。
フッキングしても大きなヒレを持つハスはジャンプしたり、ものすごいファイトをするのでフックの先をしっかり研いでいないとキャッチするのが難しいのです。
是非是非、ルアーターゲットとしてのハス釣りにチャレンジしてください。
楽しいですよ。
食べて美味しいコアユ釣り
今回のもうひとつのターゲット コアユ。
鮎は普通、孵化後に海を目指し夏になると川に遡上してきますが、琵琶湖の鮎は陸封型で一生を琵琶湖で過ごします。流入河川に遡上する個体は大きくなりますが、琵琶湖で釣れる鮎は10センチほどにしか成長しません。
コアユの釣り方
河川でのコアユ釣りは漁業権が設定されている場合があります。ご注意ください。
河川の方が釣りやすいですが、ハス釣りと同じポイントでも十分釣れます。
延べ竿に市販の鮎用サビキをセットします。
関東地方では見慣れない仕掛けですが、琵琶湖周辺の釣具屋さんでは色々売っています。
もう一つ重要なアイテムが撒き餌。
これまた関東では見られないシラス餌。
不思議ですが、このセットで鮎が入れ食いです。
偏向サングラスで湖をのぞくと小さな鮎の群れがキラキラ泳いでいるのがわかります。
群れの進む方向に仕掛け投入するとサビキにかかります。
石の苔を食べているイメージが強い鮎ですが、小さいコアユはミジンコを食べているのでこのような釣り方が生み出されたのかもしれません。
面白いですね。
コアユはそのまま塩焼きでいただきました。
小さくでも普通の鮎と変わらない美味しさ。頭から尾まで全部食べられます。
コアユ釣りも琵琶湖では人気のある釣りです。だって美味しいから。
今回は琵琶湖で大好きなハスとコアユ釣りをご紹介させていただきました。
2魚種とも楽しい釣りなので参考にしてみてください。
琵琶湖の夕暮れも最高です。
是非、訪れてください。
最後まで御覧いただきありがとうございました。