多摩川の宝石。オイカワという魚
今回は、川釣りの代表魚オイカワを紹介させていただきます。
毎度のこと自宅から、電車に乗って目的地に出発!
ここ数年、すっかりお洒落な街になってしまった二子玉川駅に到着。
沢山の商業施設とは反対側から多摩川を目指します。
多摩川と玉川って???
何で違うのかな? 素朴な疑問。
軽く調べてみると、河川は国が「多摩川」と呼ぶと決めたそうです。一方、街の名前には昔から「玉川村」と呼ばれていた場所があり、親しみを込めて「玉川」の文字が使われるようになったそうです。
そんなことを考えながら多摩川の方向へ歩きます。線路沿いを進んで行くと、ちょうど多摩川の支流、野川の合流点にぶつかります。この辺りが河原へ降りるのに一番近いです。
しかし、数年前の台風の氾濫のため、治水工事が盛んに行われているのでご注意ください。
以外と激しいオイカワまでの道のり
都会を流れる多摩川と言っても自然がいっぱい。
ずーっと河原を歩けば楽なのですが、野球やサッカー用のグランドがあったり、写真のような獣道(?)を歩かないと川に出られない場所もあります。
夏場は背丈ほどに成長する草花がありますから、長袖シャツがあると良いです。
私は草木の汁などでカブレやすいので(>_<)
広々とした河原は気持ちがいいですね。
オイカワは”瀬”を釣れ!
よく言われているのは、オイカワは瀬を釣れと!
川の中でも地形の変化のある場所や写真のような流れの早くなった場所を探してください。
写真にあるポイントは水深が20センチ程度しかありませんが、川を観察すると小魚がたくさん水面を跳ねているのがわかりました。
オイカワの釣り方
最近揃えたフライフィッシングの道具。
前年に友達をオイカワ釣りに行った時、餌で挑戦していた私の10倍!釣っていたのを見て買ってしまいました。もちろん中古品。
フライも自分でタイイングできればもっと楽しくなりそうです。が、不器用ですから市販品の#18サイズを購入。さらに小さいサイズがあると良いですね。
ぎこちなくフライを流しているとメスのオイカワが釣れました。
オイカワの特徴は背びれにあるピンクと体側のピンクの横斑でしょうか。
日本的な綺麗な魚ですね。
安心してください。
上手くフライが遠くに飛ばなくても十分に釣れます。
☆必殺技の下流流し☆
ただただ、ラインを出して下流に流すだけですが、効果的です。
手前から探っていくとオイカワを散らすことなく釣り上げられます。
美しい本命のオスのオイカワ
ため息が出るほど美しいですね。オイカワの婚姻色は最高に美しいと思います。
口の周りに追星(白いぼこぼこ)は産卵行動中の状態。
オスはメスよりも大きくなります。
尻ビレが大きく成長するのもオスの特徴です。
天女~と題名しましたが、魚類で美しくなるのはオスが多いですね。
ただ、産卵を意識しているオスのオイカワを釣るのは中々難しいです。
なぜなら、メスを追いかけ回しているからです。
10匹釣って1匹、綺麗なオスが混じれば十分です。
オイカワを見つける。
高い場所からオイカワを探してみます。
橋の上からなど川をのぞくと特徴的な赤色の胸ビレがわかります。くねくねと泳いでいたり、縄張りや別のオスを意識して追いかけまわしたりしているオイカワが見つけられたらラッキーです。
オイカワを餌で釣る。
基本的にオイカワを狙うのであれば、ウキをつけた餌釣りが手軽です。
袖針の2~5号の小さいもを用意してあれば十分です。
狙うは大物のオスなので多き目の針をセットします。
明らかに針がかりしないようであれば、針のサイズを小さくしましょう。
餌はサシを使うことが多いです。安くて経済的なので。
流れの早い瀬を狙ってくださいと書きましたが、写真のような大石が作る流れのヨレなどの変化を狙ってみるのも良いです。
狙うは石の下流側を仕掛けが流れるように竿を操作しましょう。
流れを横にみて、上流に仕掛けを投入して扇形に餌を流します。
4~5メートルの渓流竿や延べ竿が使いやすいです。
コンパクトなルアーロッドも遠くのポイントへキャストできるので有利ですね。
小さな流れ込みなどは、オイカワに警戒されやすいのでできるだけ姿勢を低くして静かに釣るのがポイントです。
多摩川のような大きな河川だけでなく住宅街を流れる小さな清流までオイカワは広く棲息しています。
買い物途中に身近に流れる川をのぞくと、綺麗なオイカワが見つけられるかもしれません。
宝石のように綺麗なオイカワを探して是非、釣り上げてください。
写真でみるより本物は、もっともっと綺麗です。
きっと感動しますよ。
最後までご覧いただきありがとうございました。